ウエダテツヤの米国軟着陸

ドラマー・ウエダテツヤのアメリカ生活を赤裸々に報告

米国軟着陸 #6

OMG!

朝9時、起きるとチェシー(ぬこ)が顔面にくっついて寝ていた。

つい「What the fxxk!!」と発言。

身の回りに日本人が居ないのが功を奏したのか、無意識に出るのがスラングとは、どうやら俺はしっかりアメリカに染まり始めたようだw

原因はドアを固定せず寝てしまった事。

(ドアノブが破壊されていて、押せば開く)

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↑こいつ。

猫アレルギーが軽症でいい感じ!と思っていたが、本能的に警戒していただけの事で、顔スリスリしちゃったもんだから目は真っ赤に腫れ上がり変な水出てくるわ、唇、首筋、全ての関節が痒い。

チェシーになんとかご退室いただき、シャワーに駆け込む。10分20分30分、冷水温水交互に何度も洗う。ステロイド、アレグラ、痒み止め合わせ技で、なんとか昼過ぎには収束。

違和感は残るがとりあえず大丈夫。

うかつだった!

 

その後は午前中にやろうとしていた今日の学校の事前課題と、セリフ大体覚えてるからとブレードランナーを字幕無し鑑賞。(想定外、めちゃむずい)

でも、字幕無しでもクライマックスのルトガーハウアーのアドリブは凄く美しい。Tears in rainに心と痒みが洗われる。

 

しばらく余韻に浸ったあと、飯がインスタントばかりで流石にヤバイと自炊の為出掛ける。

Mattのチャリでスーパー巡りだ。

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グーグルマップで近所のスーパーを調べる。

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マルイチには絶対に寄り日本の調味料を買うと決め、北から南下する計画を立てる。

何を作るか?カレーでしょ!とまず一軒目

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なんだか様子が変だ。

「大中華超店」とか書いてある。

超店・・・。直訳過ぎん?w

入ってみると、中国だった。(行ったことないけど)

陳列棚ほとんど漢字。スタッフみんなアジア人。

精肉コーナーでデカイ包丁をドカーン!と振り下ろしているサモハンキンポー似のおじさん。

飛び交う中国語。うん、なんか違う。

一周観て回り、退店。

日本の袋うどんが売ってた。

で、2軒目

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クイーンズシェフみたいな綺麗なお店。

中華超店より高い。が、でかくてうまそうな野菜がたくさん。グーグルで比較しリーズナブルだったジャガイモ、人参、玉ねぎを抱える。

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肉はまだ安い店ありそうだから保留。

さあ、初めてのアメリカン巨大スーパーお会計に緊張。しばらく観察。

レジからベルトコンベアが飛び出ている・・・。

まずカートから自分でコンベアに商品を並べる。

備え付けの棒を置いて次の人と仕切る。

なんか喋る。会計。

ん、シンプル!

皆さんカートに満載のお買い物してますが、芋と人参と玉ねぎを両手に抱えた俺、レジ突入!

「How are you doing?」

「I’m good,thanks!」

ピッピッ

「ゴニョゴニョ$ナンチャラ¢」(聞き取れん!)

「デビッドカードで!」(つい日本語炸裂)

「Do you have a bag?」

「Yes I have.」

「Have a nice day!」

「You too!」

ええ、こんなもんですよ。簡単な英語、文字にするのや読むのは簡単でもなかなか出来ないんだこれが。6日目にしてやっとですわ・・・。

気軽な挨拶、今日なにすんの?みたいな会話、やっと少し出来るようになってきた。ジーン。

で、3軒目

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DaftpunkのRandom Access Memories3曲目、Giovanni Giorgio Moroderの回想ポエトリーをフムフムと聴きながらノロノロ走る。

日本にいる時は3割くらいしか聴き取れなかったのが、8割方理解して聴く事が出来て感動。

ちょっとした自分の変化を明確に感じて無駄に感動。いや凄いな、人間って、凄いな。

なんて物思いにふけっていたら色々通り過ぎてマルイチも通り過ぎる。

ありゃりゃと引き返し、聖地巡礼

ゴールデンカレーのルゥ(激辛)、しば漬け(大好き)、福神漬け、ごま油、なぜかポン酢(欲しくなった)を購入。

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店長(日本人)に既に認知されていて、「慣れましたか?」と。

「いや〜まだ1週間も経ってないんで。店長さん以外日本語使える人もいないんですよ。なかなかヘヴィですよ」

と、マーティマクフライばりの発言をかます。

「えー、ルームメイトはアメリカ人なんですか?いいですねぇ〜、ロックビルはワシントン付近では一番日本人多いんですよ。あなたのパターンは珍しいですよ。店の裏手なんて外から日本語ばかり聞こえてきますよ。」

流石コミュニティセンター・・・(day3参照)

「えー!そうなの!?知らなかった!」

「でも知らないで来たのなら尚更良いですね。日本人で固まったら英語なんて話せないですよ。」

そりゃそうだ。全然嬉しくない。ハードモードのままで良い。

「日本語が恋しくなったらここだけに買い物にきます。そのコミュニティには近寄らないようにします。」

と言い残し退店。言ったらやる。言霊スタイル。

で、4軒目

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肉と糖質を求め彷徨い着いた、中華超店の向かいのスーパー・・・。

マルエツ西友的な感じ。

安い。

肉!肉!と豚肉の塊。デカイ。安い。

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米も欲しい。マルイチにも日本米だけは無かったから諦めて変な米。(失礼)

細長い虫の卵みたいな米(酷い)はなるべく避けて、形で選ぶ。

あとは保存用にパスタ。

ここでハプニング。レジのベルトコンベアに米を乗せたらザラッと漏れる。米、小爆発。

「☆・+¥9々♪*%???」と店員。わかるか!

破けるような扱いをしていない俺

「It was broken! It was broken!」

とテストだったら×であろう英語連発。したら前の小太り白人紳士が

「Bring it back and bring a new one.」

え、アリなの?と陳列棚に戻るとやはり米粒だらけ。あ、やっぱ破れてたんだ。と安心。

レジに戻り陳列棚方面を指差しながらもう一発

「It was broken!!」(それは壊れてた!)

ハイハイ、みたいな態度の東南アジア系店員と会計を済ませて、小太り白人紳士にお礼を言い退店。

つ、疲れた・・・。

 

ミッションコンプリート。

帰宅。フンフーン♪と鼻歌まじりで準備。

炊飯器を洗おうと思い開けると

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蓋裏のネジが取れてる。嘘だろ〜・・・。

と見渡すとシンクの隅にネジが6本。

おー!よかった!と修理。使えるのかこれ。

とかやってたらDylanからメール

「Tonight I'm working at a music venue in College park. You can metro to the college park station, and then walk about 10 minutes to the venue.」

えー、誘うの遅いよ。

「Hey! I’m so fxxk’n tired because running too much on bicycle with heavy baggage...
I will stop going today.
Sorry have a nice job!!」

考えながら文字打つなら少し上達したかな。文法どうかわからんけど。

スペルはiPhoneの予測変換頼り。

てなわけでごめんね。無理〜。

調理開始。

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人参、でかい。固い。

ジャガイモ、なんか皮が柔らかい。

玉ねぎ、日本と変わらない。

包丁、無い。切れないナイフで下ごしらえ。

フンフーン♪フンフーン♪

あ、ご飯炊けた。

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ちょっと固い・・・。まあいいか。

カレー!

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日本だったら簡単に出来る事も、ほぼ未知の土地で英語まみれで四苦八苦半日がかり。

ほんとに少しづつ慣れていってる。普通30過ぎてやれる体験じゃないわな。

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過去現在未来、全てに感謝します。特盛。

食ったら眠くなった。もうすぐこちらは日をまたぐ。夜の課題をやって、寝る。

 

コミュニケーション、生活に精一杯で音楽中心なんてほど遠い。海外生活経験者の日本の仲間達が言うように、3ヶ月で解き放たれるんだろうか。

 

文字通り、自ら望んだ地獄の試練だ。

贅沢な人生。米国軟着陸1週間目、ちょっとおセンチだ。