ウエダテツヤの米国軟着陸

ドラマー・ウエダテツヤのアメリカ生活を赤裸々に報告

米国軟着陸 #60

初心忘るゝなかれ。渡米ピッタリ半年、赤裸々回想だ。

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約40回のストリートバスキングをした。

31回の教会でのゴスペルの演奏をした。

1本のフェスに出演した。

3回のライブハウスでの演奏をした。

6回の重篤なバーベキューパーティーをした。

ユースケ、太郎、燐ちゃん、3人の日本人アーティストを迎えた。

5ヶ月と1週間学校に通った。

スミソニアン博物館エリアは4回巡った。

ワシントンモニュメントの麓は3回訪れた。

ボーリング場の片隅にあるラッキーストライクバーがお気に入り。

4月前半に風邪ひいて寝込んで20代に感謝して回想した時、初めての友達Matheusがブラジルに帰っていった時、ex-ルームメイトBradlyがシカゴに引っ越していった時、東京のイッヌのバロンとアメリカのイッヌのルーシーが死んだ時に涙が出た。結構泣いてる。

コロンビアの女性とトルコの女性をちょっと好きになった。1人は人妻だった。もう1人は好きと伝えた。さらりと躱され、ありがとチュをされた。彼女が国に帰った時は悲しくはなかった。

ビールはシカゴ産のGoose IPAのドラフトがお気に入り。

SHAKE SHACKに行き過ぎてはいけない。

多分2回差別をされた。

人をリスペクトしつつ、気を遣ってはいけない。

 

———音楽はどう?

やっと入口をノックし始めた感覚。

例えば街中で「あ!君知ってる!」と声をかけられる事が増えてきたところなんかそう。もっともっと売り込まないと、良い演奏をしないと。

一昨日突如ライブをした時、ベーシストがショボかったけど、ピアノのOwenくんが素晴らしかった。演奏中、頭をBrian Bladeがよぎって、彼のまぼろしを追った。そして「アー」とか「ウー」とかすごく声が出ていた。音楽が胸にググッと入ってくる。これは毎週毎週歌に全神経を集中する、アフリカンアメリカンゴスペルの賜物な気がする。アーメンは言わない。もうもはや南無ですらない。

 

———英語はどう?

まだまだ全然ダメ。街中や日常生活は大丈夫。しかし我が家はヤングアメリカンピーポーの巣窟である。複数人のネイティブスピーカーが繰り広げる超高速のイディオムやスラング満載の会話に自然に存在してこその英語だろうと思うから。ビザがうまくいったとして、何年かかるんや。

 

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半年は

あっ

という間だった。と、言葉にするのが嫌なくらい

あっ!

という間だった。

ビキビキに緊張感のあった最初2〜3ヶ月を少し忘れていたが、半年の節目、このタイミングで思い出した。

音楽を深めるためにも、絶対にあの気持ちを忘れてはいけない。他の全てを忘れても。

特に、誰も俺を知らない土地に1人ポツンと降り立ったあの時あの瞬間の気持ちだけは。

あと、ずーっと頭をループしていたNONMALT-Comfort lightのクライマックス、アデルが爆誕させたメロディも。(宣伝)

NONMALT (@NONMALT_BAND) | Twitter

 

つづく