米国軟着陸 #54
USA、まだまだ山積みの課題をどこまで消化出来るか。これはただ一回のトラでの演奏だった。まだ濃く仕上がってはいない若いアメリカのバンドで叩いた。しかし大きな節目でもあった。日本語で絶叫したMCも良い思い出になるか否かは結局これから決まる事だ。誰も俺を知らなかった場所で、生活そのものが今一番充実してる。1日が早いのなんの!
ウエダ テツヤ - I love you Dylan & My American friends. However... | Facebook
年末、来年に向けて更に忙しい。素晴らしい忙しさだ。
PS. テストをパスして中級クラスに進級しました。Writing testはなんと20点満点中19点。
テスト的なもので充実の点数を取るのは人生初めての事です。
つづく
米国軟着陸 #52
なんぞDoahFestの映像がチョロチョロッと編集されているようなのでライブレポートは公開された時に。
木曜〜日曜開催の2日目で平日だったのもあって思ったより空いてたが楽しかった。
He is the one who created my new music life. Thank you Doah and TomatoDodgers. Good night.
もう8月かよ!と今日昼間にDylanと2人で驚く。時間はアッと言う間だって感覚は世界共通だね。
なんて話していたら色々思い出したので今日はそれを。そう言えばカイモク時代から思い描いていた渡米を現実的に心に決めて色々調べ出したのが2017年2月、具体的に動き出したのはちょうど1年前の2017年8月だった。
いやマジで色々あったでその準備期間。今思うとそれ以前数年、非常に不安定な心境で日々過ごしていたなあと思う。この話は後日、プロローグ編完全版として書けたらいいなあ。Probably...
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当初は漠然とNY行きを計画し当時NYに住んでいた日本人の友人を頼りに一つ一つ準備したっけね。その友人が突如帰国の流れになり、「アイヤー!1人アルか!?まあ仕方ないアルか!」と留学エージェントなどを探し相談し回っていたところ、昨年10月に日本に来ていたDylanと出会い、その後ゴリ押しで連絡しまくったのがキッカケで今がある。
当時のやりとりを一部抜粋。懐かしい・・・。
グーグル翻訳丸出しのわけわからん英語と、
Reckless (無謀)
という発言が印象的である。が、Dylanの言った通りなんとかなってる。
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今となってはその出会いを生んだイベントに「テツにとってプラスになる気がする」とNONMALTを誘ってくれた平國臣(MUSHAxKUSHA,リビドーと悪魔,オワリズム弁慶)には足向けて眠れませんな。
この日の出来事、プラスどころの騒ぎじゃないぜ。しかも彼らのバンドにトラで入る事になるとは、想像しようにも出来なかったなぁ〜。
タイラは俺の人生を爆破してしまった。爆破後みたいな髪型して。
いつか言ったように過去を踏み潰して歩いてきた自分からすると、こんなに大事に思える懐かしさは初めてかもしれない。今だから感じる、渡米直前数年の出来事の温もり。やはり全てがプラスである。
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なんて、日本時間の今日20時頃からタイマーズのドラマー杉山章二丸師匠のお店、神田SHOJIMARUでの章ニ丸トークショウ(なんやそれ?笑)にビデオコールでゲスト出演するにあたって、ちょい興奮してシンミリモードになってしまった。
しかもそちらの20時はこちら朝7時である。しかし!さっきまで昼寝(夕寝?)してしまったのでこのままモジモジ起きて出演しようかなと思うよ。
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因みに朝一の学校はサボって出演する。
が、学校に関して一つ問題が。
しばしば夜型で朝学校行かなかったり、ルームメイトと遊びに行っちゃったり(ネイティブに囲まれる苦行)で現在の出席率が92%らしいんだが、少し英文も読めるようになって先週、規約をじっくり読んで気付いたんだけど出席率が80%を下回るとI-20がターミネイトされて強制帰国になるらしい・・・。
ヤバ〜。気付いてよかった。
前情報だと学校に在籍しながら好きな事にも時間を割くって人がたくさん居たはずなんだが、9.11以降それは難しくなっているようだ。ホンマ気付いてよかった。
色々やりまくりたいけど時間が足りなさ過ぎる。学生である来年4月まではあまり音楽やプライベートが発展し過ぎないようにしないとマズそうだ。
焦燥感を抑えて学校と路上、教会だけをじっくり。か。
あれもこれもと焦ってはいけない。そんな事を今更本質的に学んだわ。
強制送還、怖すぎ。
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しかし、次のメドは既に立ち始めている。
ウエダテツヤ on Twitter: "DSS8、ありがとうございました。 取り急ぎ、ご報告です。 関係各位、ご一読下さい。… "
昨年12月の計画。これ、実現しそうだ。
教会の仲間、Dylanを筆頭にルームメイト達、現場で出会った人々、路上で知り合ったミュージシャン言ってしまえば全員音楽に関わっている。その全員が協力体制を敷いて動き出してくれていて、ついに計画が動き出す段階に来た。
ビザ取得の準備は早い方が良い。署名も集まる。弁護士も紹介してくれる。アーティストビザ取得に向けての仲間集めは完璧に進行中なのである。
我ながら恐ろしい物事の進行速度。
あと必要なのは
只々英語力!
それだけが微妙に牛歩で困っちゃうわ...
ネイティブ爆速トークに混ざるって目標は、相変わらずまだまだ遠い...
つづく
米国軟着陸 #51
色々バタバタ期間でご無沙汰しておる。
にゃー
先日は・・・
不定期主催、BBQ!
ブラジリアンシェフ付き!
一切写真を撮る暇が無かった総勢34名が集結したバーベキューから明けて、
深刻な二日酔いで一息。
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休日の教会もいつも通りに。と思ったら様子がいつもと違う。
リベリア🇱🇷独立記念週間って事で地域のアフリカ系アメリカ人の皆さんが大集合。おっきい教会で歌うわ踊るわ。
-編成-
歌にコーラス隊13名 マイク使用
キーボード×2 PA使用
ベース アンプ使用
サックス PA使用
更にお客100人くらい?が一緒に全力で歌う
そこに最後列に俺・・・しかも生音・・・
いやこれ、やり始めてすぐピーン!と来たんだけど
生半可な鳴らし方では話にならない。
鳴らすってのはブッ叩くのとは違う。リズムの芯に太い音が飛んでこそのデカイ音なのだが、オイラ日本にいる頃は鳴ってるって自信、少しあったんだけどこっち来てすぐ、主に路上のミュージシャン達のサウンドによりそのプライドは打ち砕かれているので初心に還り、ピュアにグルーヴを探っていく。
ドラムに関して自分がやれてるのかやれてないのか、一切感じる事が出来ない。
ってレベルで歌とアンサンブルに身を捧げる。余計な事は一切しないが、ココ!って一瞬のポイントに感情の全てをブチこむ。シンプルな四分音符や八分音符が風圧を帯びたら及第点ってところか。「ボッ!」っと音が飛ばないと認識していただけないので。
大半がそれを身に付けている環境で生き残るには、更に追い込みが必要である。終わりが無いぜ...
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風圧で思い出すのはザタイマーズ杉山章二丸アニキ。昨年12月のDRUM SHED SPECIAL 8で感じた方もいらっしゃると思うが、40名弱の老若男女様々なドラマーが同じ機材を使う中で1人だけ異次元のサウンド。
うはぁ〜まじかよ
ってなったのは俺だけじゃないはず。
8月2日そんなアニキのお店、神田SHOJIMARUのトークショウ?にアメリカからビデオコールで出演します。そう、
宣伝でし
間違ってもネットに書けないようなことも赤裸々に話すかも?是非お越しくださいまし。
日常にブログが追いつかなくなっているが、そんな時期もあるだろうって事で「DoahFest2018」については次回綴ろうと思う。
つづく
米国軟着陸 #50
学生ビザで友達の家に部屋を間借り滞在している俺にアメリカ生活する上で欠けている証明書。これが免許取得に必須と。
How can I get 居住証明!?
免許取得に動き出して気付いた、アメリカの住民票無いやん・・・と。ネットで調べててもよくわからなんので免許センターMVAに行ってみた。ら、難しい事がダラダラ書いてある手続き用紙とドライバーズマニュアルを手渡されて終了。
アメリカの口座、住民票が無いと権利が生まれないみたい。道は長いぞ・・・。
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で、
再確認したのが、英語もスタック気味。やはりとても進歩しているとは思えないって事。
日常生活やルームメイトとのやり取りはこなせている。しかし当初全く予想していなかったわけだが、何より難点は学校。
日常と質感が違う学校の英語に無意識にパニックを起こしている気がする。もちろんスクールメイトの英語はほぼ全く聞き取れない。本当に何言ってるかわからない。しかも恐らく俺だけわかってない。更に日に日に進歩どころか余計分からなくなっていく。
今日は入学初期に面食らった「ディベート」が再来したわけだが、相手が言っている事がほぼ理解出来ない。自分の意見を持つ事は出来るが、細かく聞き取れないのでポジティブとネガティブが逆転しちゃったりしてディベートにならない。
しまいには笑われ、「はぁ?」なんて言われ、流石にブチ切れそうになってきている。
が、何故そうなるのか理由はわかるのと、ブチ切れたら学生ビザ終了なんで我慢してニコニコしてるが。
ニコニコ☺️
いやー、辛い。
わけのわからない訛りのスイス野郎とかアラビック野郎の英語が本当に無理。しかも妙に自信満々だからタチ悪い。
ほかの皆は理解している様子で不思議でならないが、自身のリスニング能力がまるで向上していない可能性が高いって事なんだろうけど、今日のアレはあまりにも、あまりにも酷い。もちろん緊張で自分の語彙もダダ下がりなわけだが・・・。
しかし若い連中はやはり早い。グイグイ上のクラスに上がってゆく。逆に、30代40代の生徒は中々進歩しているようには見えない。必然なのか。
生活から日本語をほぼ排除してトライしているつもりだが、あまりに先が見えない。
更に明日はレベルチェックテストを受ける。非常にナーバスだ。
ある種の新鮮な無力感と焦燥感がまとわりつく。
イライラするぜ。
これまでにない程。
つづく
米国軟着陸 #49
さー3ヶ月を過ぎた。渡米前に友人に聞いた情報では「3ヶ月で脳が変わる」って事で、未知との遭遇にワクワクしつつも何が変わったか?
相変わらずネイティブ爆速ブロークンイングリッシュは超集中して聞いて少しわかるかな?くらい。ディズニーの英語字幕アリなら7割くらいは・・・。
スラングが登場しないのと、はっきりオーバーに喋ってくれるのですごく勉強向きである。
まぁでも3ヶ月過ごしてみて結果、
正直よくわからない。
寝起きの朝とか全く英語出てこないし。
変化した事と言えばブログを書く暇が無い程度には時間が足りなくなってきたってこと。日々の不自由さは少しづつ無くなってきているってところか。
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雨シーズンを終えたら今度は灼熱の夏。夜の9時まで太陽は登っている。なのでバスキングは死んじゃうのでここ3週間はやってない。ストリートミュージシャンは夜に集中するようだが時間的に俺は無理。さぁ困った、のでチャーチに強気の交渉💰。今週土曜日に答えが聞けるはずだ。教会演奏を失うかもしれないがまぁ仕方ない。
7月27日に出演するDOAH FESTの練習も頻繁に行う。
早くもグルーヴしてきた。本当に音が立っていて反応速度も早い。過剰に合わせてあげる必要もないから純粋に没入できて楽しい。ミスる時もド派手にミスりちゃんと帰ってくる。
ここを始まりにハングリーに上を目指したいもんだ。
この人に会うまで⬇︎
ブライアンブレイドはSEALのバックで叩いている映像で知り、チックコリアやノラジョーンズなど様々な素晴らしいミュージシャンと作品を世に残しているワケだがとりわけBLACK DUBでの度肝を抜くハートフルなビートにやられてしまって以来虜になっているワケだが何とこの人歌う方のバンドもムチャクチャカッコいい。一切無理が無い。静かな興奮。
敬愛するドラマーの彼の後ろで叩きたい。
なんて夢が見れちゃうドラマーなのだ。
NYもシカゴも近所だがまだある意味遠い。DCでの地盤作りに尽力すべし。だ。
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最近付き合いも増え、スクールメイトルームメイト友達問わずひっきりなしにどこ行こう何しようと誘われるのでホリブルなアメリカンファストフードや外食ばかりで内臓と財布が悲鳴を上げ始めたので自炊を再開しようと思うも、車が無けりゃ効率のいい大量購入は出来ないし・・・
とスタック気味になって帰宅すると本日休日のMattがチルアウトしている。
T 「お腹空かない?」
M 「超空いた。」
T 「カレー1週間分作ろうよ」
M 「いいね!」
となりスーパーへブーン。キッチンでミキサーを既に発見していた俺は既婚者時代によく作っていた必殺技「水不使用ドロドロ野菜チキンカレー(激辛)」を作るべく材料を購入。家で作るカレールーは簡単美味しい日本製に限るとジャパニーズスーパーにも。
福神漬と七味唐辛子、こくまろ辛口2パック購入。
帰宅、MATT&TETSU's TERRIBLE COOKING
じゃがいもを切り、チキンの骨を外しバラバラ死体にしてから炒める。
ブロッコリ、ほうれん草(大量)、人参、玉ねぎ、トマトをミキサーでドロドロに。
素晴らしいカレーができました。
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一息ついてCarsonのFALLOUT4をやっているとDylanからメールで写真が送られてきた。なんと彼の今日の現場は”初音ミク”。
ホログラムに合わせてクリックを装備したミュージシャンが生演奏してるらしい。3000キャパ。東アジア人と若い白人女性中心の客層?クレイジー🤪
日本文化の進出度はアニメ、ゲームなどがやはり圧倒的だね。
つづく
米国軟着陸 #48
スクールメイトのタイ人通称「MAX」の写真を拝借。彼は俺のアー写をデザインしてくれてる。素晴らしい。
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ところでベルギー戦、めちゃくちゃ面白かったね。
サッカーは小学生の時に少し。すぐリタイアしたけどワールドカップはドーハの悲劇以降から記憶している。海外でのワールドカップ観戦っていうシチュエーションも相まって、相当楽しんだ。
ベルギーの最後のカウンター、完璧過ぎて忘れられない人も多いだろうと思う。
コロンビア、ブラジル、アルゼンチンの友達も凄い試合だったと興奮していたよ。ありがとう日本代表。
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タイ人の友達にもらったクソ辛旨いタイカレーなどを食べながら
恒例の教会などに行ったりしながら
日常を過ごしていたらDylanからとあるメールが
これは、やらないわけにはいかないわな。
というワケで・・・
米国初の所謂ライブステージでの演奏が決定しました。https://t.co/T9qoccpAe2
— ウエダテツヤ (@UEDAGYM) July 1, 2018
まさかの野外フェス。
FMなどにもピックアップされ始めたTomatoDodgersからのオファーであります。教会に続き衝撃の大規模デビュー戦でありますうぉぉ
ついでにHPとLive schedule更新しました。https://t.co/PXQl6PJEkm
6.27、米国ライブステージデビュー戦はまさかの野外フェス。前日入りして洞窟探検などもするらしい。
気合い入れて10曲仕上げる予定だ。
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そんなこんなで米国は独立記念日を迎える。学校も休講。昼からゴリゴリに遊び倒す。
あちこちで打ち上がる花火を観たりもしてチルアウト。
でも、そんな気分の良い日はやはり日本にいるメンバーを思い出す。そして色々と今後の確認をするためにビデオミーティング。
一度腰を据えると3ヶ月ぽっちでもビリビリ感じるくらい日本とはまるきり違う音楽の在り方がここにはあって、それは日本にいたら実際到底想像のつかない事だらけ。バンドって難しいのは十分承知なんだけど、なんとかこの天才達と次のステージを目指したいと希望してやまない。
そんな日々はまだまだ序章。
つづく