ウエダテツヤの米国軟着陸

備忘録・米国軟着陸

米国軟着陸 #29

What’s happened my home...?

今週は毎日雨の為バスキングが出来ない。特に夕方〜夜の毎晩の雷雨は凄い量の雨が降る。

今日も学校だけ行ってラマダン初日のアラビック達の圧倒的ローテンションに惑わされながら授業を受ける。

んで帰宅すると、部屋の電気が付かない。

ん、切れたかな?と雨の隙間を縫ってスーパーにひとっ走り。LEDライトゲット!

付け替えてスイッチオン。

・・・つかない。

 

外に出るとCarsonがボケーッとしてたので聞くと、Dylanが電気代払わずツアーに出かけて行ったらしい。

げー!マジかよ!と、急いで作り溜めた冷凍庫の保存食をチェック。

半分溶けてる・・・。

Aghhhhhhhhhhhhhh......

 

まあ、仕方ない。

2日に1回なんかしらあるやんDylan。www

 

と、気を取り直して再び雨の隙間を縫ってBledlyとハンバーガーを食べに。

Bledlyは日本のアニメやゲームが大好き。中学の時第2言語に日本語を選択していたらしく

「いち、にぃ、さん、よん、ごう、ロック、なな、はっち、きゅ、じょう!」

「おそよございま」「あんりがとぅござま!」

とかたまに言い始める。

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「おそよございま」が、単に「おはようございます」を間違えているのか、彼なりに考えた「こんばんは」なのかはあえて聞く事はないだろう。

Hey! are you Japanese!?!? なんてからかって遊ぶ。

 

帰ると電気が回復していた。Carson、ゲーム再開できてよかったネ!

 

はぁ、路上に出たい。

天気が回復するまで、今週はおとなしく勉強しろやって事ね。

 

つづく

米国軟着陸 #28

Last week was very busy and strong days. Busking a lot, go to school everyday, party and drink a lot, many homeworks, communication and play something with my roommates, clean up my room, clean up kitchen too. (It’s very dirty...) after anything’s, I slept too much when holiday was coming. 

 

土曜日、ゴロゴロして過ごす。みんなでマリオカートして、肉を解凍して外でグリルしながら昼間から飲む。ダラダラした良い一日。

 

日曜日、ホームワークを片付けてからBledlyとMattとモールに出掛ける。バンズ、ユニクロなどウロつくも何も買わず。

夕方家でゆっくりしているとMattの携帯が鳴る。何やらトラブルの様だ。

電話を切るとMatt「これからThe pinchってライブバーに行くけどついてくる?マジ急ぎだからすぐ出るけど」と。

いつでも新しい場所は嬉しいのでもちろん行くよ!と車に乗り、道中急に何があったのかと聞いていると今度はDylanから着信。

Matt「聞いたよ!向かってるよ!あと20分!」なんて大声で喋っている。

速度は90マイル。めちゃ急いでる。めちゃ怖い。

 

事情を解説

Dylan ←元凶。普段は録音業やPAを生業にしている。

Matt ←救済。彼もまた音響業に従事。ヒルトンホテルの音響部署に所属。

The pinchは週に何日かDylanがエンジニアを任されているライブバーだが、Dylanは現在自身のバンドで北アメリカ〜カナダツアー中。

スケジュールの調整をすっかり忘れていたDylanの携帯にThe pinchのオーナーから電話。

「おい!バンド来てるぞ!何やってんねん!」

顔面蒼白(もともと白人だけど爆)のDylan、何人か知り合いを当たるも変わりが見つからず。

グズグズしてるうちにThe pinchのオーナーからMattにヘルプ依頼の電話。

俺とチルアウトしていたMatt、暇だから出動with俺。

道中、Mattの存在を思い出したDylanから着信。

すでに向かっている。

 

って状況。

 

D.C.北部のThe pinchに到着したのは開演10分前。

うわー、とんでもない現場来ちゃったな。スタッフだと思われて怒られたら嫌だな〜・・・。

なんて思っていたらフロアはお客が20人くらいしかいない。バンドものんびりダベっている。

開演10分前に音響がいない事を、だーれも気にしていない。うーん、よくわからんww が、結果が出ればなんだっていいんだろう。

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着くや否やバタバタとマイクを準備し始めるMatt

おー、仕事風景、えいねえ。

なんて思っていたら卓に座るや否や缶ビールをプシュッ!飲みながらギャラの札束(多分細かい札で$100)をスタッフに催促して受け取る。

「Easy$100(ニヤニヤ)。あ、今日はテツもタダだから、飲みなよ」とな。

 

気楽だな〜

必要最低限以外、全て自分のペース。

楽しいな〜

 

とか思っていたらバーカウンターのおばちゃんが話しかけてきた。

「あんたMattの友達??ちょっと来て!」

とグイグイ腕を引っ張る。連れていかれたのはカウンター内部。

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「アタシちょっと忙しいから見てて!演奏が終わったらこのスイッチで照明つけて!次のバンド始まったら消して!あ、あとビール以外は売らないで!キャッシュで$3.75ね!!カードの機械は触らないで!じゃあしばらくよろしくね!」

 

なんや英語を聞き取るのに精一杯なうちにオバサンはバタバタと居なくなる。

 

え、何この状況・・・。

即席バーカン中国人完成。ビール2杯売ってるうちにバンドが終わったので照明をON!

いい仕事するやんけ。

転換中、「なんでカウンターにいるんだ?タバコ吸いに行こう」とMatt

え、転換手伝わないの?笑

 

そして外に出て更にビックリ。

バーのおばちゃん、ビール飲みながら一服してやがんの。マジでビックリした。

俺を発見したおばちゃん「うまく出来た?Thank you!!」と地下に戻っていった。

 

価値観・・・。

事情をMattに話すと「Sucks!!」とか言ってケラケラ笑ってる。「ここはローカルな店だからね〜」だとさ。

ま、俺的には普通出来ない経験してるっぽいから良いけどね。むしろ気楽でお肌に合うw

 

楽しい週末だった。

————

そういえば今日月曜夕方、雨のためバスキングを諦め帰宅。ゴロゴロして寝落ちしたら

英語で夢を見た

すごく拙いしめちゃくちゃなんだけど、自分も登場人物もオール英語。これ、事件じゃないか・・・。

 

中1レベルの文法、単語力で、日本人ゼロ、電車の乗り方、買い物の仕方すらわからなかった場所で1ヶ月ちょっと。

 

この小さな感動に改めて思う。

この生きている感じ、32歳にして渡米する事の意味、自分の音楽が0から1人で自力で通用していく予感、ほかに変えがたい経験である。

20代、色々失敗して良かった。

 

つづく

 

米国軟着陸 #27

1day isn’t enough for 24hours.

8am to 1pm→ School

Around2pm to about5pm→ Street performance

Night → Homework etc.

Midnight → Drink and Drank!lol

————

昨日は我が家にて主催のバーベキューパーティ。

スクールメイトを招いてバシッと遊ぶ。

ブラジル人達がキッチンに立ち南米仕込のバーベキュースタイル!最高!

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どの国の奴も「つ」の発音が難しいらしく、俺の名前は「テトゥヤ」or「テッツ」でファイナルアンサーな様子。

日本の皆、子供の名前に「つ」を含めない方が欧米では良いかもね。知らんけど。

 

翌日旅立つD.C.に来て最初の友達、Matheusを送る会でもあるので全力で遊んだ結果、寝ると言うより気絶してしまった。気付いたら朝。

 

金曜だ、バスキングだ。

機材を持って学校へon二日酔い。

 

学校へ着くとテレビに恐ろしい表示が。

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来週からアラビック系の連中はラマダンが始まるよだ。身近な人間が何人も同時に断食する光景、どんな変化をするのか少し楽しみでもある。

 

授業を終えると毎週金曜日は誰かしらの旅立ちの儀式が。 1週間〜1年まで選べる授業のシステム。2週間とか3ヵ月とかのチョイスで入学してくる奴も多いわけだ。

Matheusもその1人で本ブログに何度も登場している、ルームメイト以外の初めての友達だ。

彼は2週間の滞在を終え、ニューヨーク、マイアミに滞在したのち帰国するらしい。

 

街の人にもガンガン話しかけて英語を磨くスタイルだったMatheus。たまたま話しかけた黒人が「I’m gay!!!!! I’ve big dick!!!!!」とか叫び始めて本気で逃げたのも良い思い出。めちゃくちゃ怖かった。

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この写真の直後、別れ際ちょっと泣いちゃったのは内緒。元気でな。

 

さて金曜日。バスキングだ。

前回知り合ったギタリストLukeによると、外人、特に皆日本人大好きだからな!ホワイトハウス裏が儲かるぞ。

と聞いたので向かう事にする。

 

も、通り道いつもの場所にLuke発見。

1人より2人の方が反応が段違いなのはもう知ってる。トランプ氏には次回聴かせてやる事にして、今日もいつものポジション。

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タグ付けてくれ〜 ってのは全く伝わらない。

ホント重々承知だけど、苦手なんだよな〜・・・

 

でもまあ

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これですわ。学校行ってるから無理だけど、毎日数ヶ所やったら全然良い暮らしで食っていけるんですけど・・・

 

帰るとルームメイトが大集合していたので、俺出すからBar連れてってよ!と、Rockvilleの中心部へ。

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カロリーとプリン体の暴力。

 

ヘロヘロに酔っ払って2夜連続気絶。

Dylanは永久に居ていいよ!とか言うし、ビザの難関を超えることは使命だな。頑張るぞ〜( ^q^ )

 

————

おまけ

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ワシントンの太陽を浴びて・・・

 

つづく

 

 

 

米国軟着陸 #26

朝っぱらからガラガラとドラムを引きずって学校へ。東急で働いてた頃、機材沢山持って毎朝山手線乗ってたなぁ。とか思い出す。

もう日本の通勤ラッシュなんて一生乗る気無いけど。

 

朝は電車も乱暴なダイヤでLedlineにて40分。

 

学校に着くとなんだか皆の視線と雰囲気の変化を感じる。多種多様な国籍人種の生徒達(特に女性陣)が、え?名前知ってたんだ。と感じるくらいの態度の変化で接してくる。なんや、タジタジ。

 

あぁ・・・何故かわかった。

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我が学校、EC Washington副ボス兼クラスマネージャー、同い年のイギリス人Wasimが生徒が全員参加しているWhatsApp(アメリカ版Lineみたいなやつ)に動画上げて発表してやがった。

全員が「なんやあの日本人」と思うわけだ。

悪くない感じ。

ちょっとチヤホヤされて気持ちよさみがほんのりと。爆

 

あぁ、どこに居ても人間、本質は変わらねえなぁ。

 

そんな感じで段々と授業にもついていけるようになって来たし、学校も楽しくなってきた。

やっぱり音楽を中心に据えたら見える世界も感じ方も変わるね。俺、ミュージシャン。

 

After school, I was walk around in D.C. because 学校〜2キロ歩いて最初に向かったDupont circleはパフォーマーが沢山いて音が混ざるからしばらくウロウロして離脱。Farragut Northに戻るもギタリストがバリバリパフォーマンス中の為離脱。もういいや、スミソニアン行ってみよ!と向かい、いい感じの場所を確保するもドラムを組み立ててたら30mくらい離れたとこからサックスとバケツドラムのナイスパフォーマンスが始まり終わる気配無し。

ノコノコ近づいて混ざるのも難だわな・・・。

と日本人丸出しの感覚でしばらく佇む。こっちも演奏始めちゃおうかなと一瞬思うが、やっぱ音が混ざるのは嫌だからやめた。

既に40kg近い機材を引きずって10kmは歩いている。ビクビクと筋肉に効いているのを感じるw

日差しが強く良いタイミングを待ち続けるのも辛い。

I was decided, go back to Farragut Square!

When I returned there 左手はまぁまぁだがとにかく右手のリズムが凄い黒人ギタリストが演奏を続けていた。発電機にアンプ2台、ドラムのオケと共にグイグイ弾き倒している。

もう歩きたくないしドラムマシン使ってるし、一応ジャムろうと誘ってあしらわれたら帰ろうと声をかける。

も、興味なさそう。

しばらく見ていたら今日はもう帰るから次やりなよ。と言うので、わーいわーい!と心で叫び、セッティング。

隣ではチップを数えて機材を片付け始めた彼。

 

我慢も限界だったのでバタバタと組み上げて即スタート。

ミュートやチューニングが上手くいって前回と比べ物にならない良い感じの音。

キタコレ。よかった〜!としばらく夢中で演奏していたら突然、横からギターの爆音。

 

帰るんじゃねーのかよwwwwww

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こうなるとバスクを一つにまとめてシェアがルール。口を開けた小さなカバンを2人の間に置いてジャムるジャムるジャムる。

ギター、上手い。フレーズが歌ってヨレたり、ミスったりしようが何だろうが小節頭が必ずズドン!と合う絶妙なリズム感。

めちゃくちゃ楽しい。

休憩を挟みながら約1時間半、通行人の反応も前回と比べ物にならない。

カバンからはドル札が溢れそう。

シャッフルやGoGo、ハーフタイム16的なリズムを行き来してジャムり、カバー、彼のオリジナルやクラシック(エリーゼ)、アメリカ国家のアレンジまでしばき倒す。

 

初めての路上での友達、Luke。

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俺そろそろ帰るよ。と演奏を終えると、おまえ最高だ!絶対また来てくれ!絶対だぞ!俺は毎日この辺に来てる。一緒に稼ごう!(やっぱそこよねw)と、何度も何度も何度も握手とハグをしてくる。もう、計20回くらい。ww 再会を約束し帰路につく。

 

帰宅。

明日の自主企画、スクールメイトMatheusを送る会BBQ at Dylan’s houseの食材、炭、ビールをMattをパシリにして買いに行かせる。(酷い)

気持ちよくパシられていくアメリカ人、感覚が謎や。

 

完全にエンジンかかった。

100%自分の感覚で、それが通用してサバイブしている感じ。ホント、死ぬほど楽しい。

 

何がそれを物語るか、

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Lukeと50/50でシェアしたにもかかわらず、1時間ちょいで$38。前回の倍を超えていった。

2人で$76稼いだんやね。

 

バスキング専用貯金箱へ直行。

数ヶ月後に英語も少しは上達した頃、中身は一体幾らになってるかな。

 

米国軟着陸 #25

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朝から夕方はしっかり学生をこなす。

毎週火曜と木曜は8:30〜16:30までの授業だ。

小説から抜粋の有難いHOME WORKを授かってから、かねてから約束していたSanti邸でのパーティへ。

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7ヵ月前に入学したと言うアラビック系Fromコロンビア、アブドゥ。ABCもわからない状態でビギナークラスに入学し、今は自分より上のクラスでバリバリ会話している。

すごいな。7ヵ月、すごいな。と思いつつ、勇気づけられる。

 

しかし、

帰りの地下鉄でネイティブに話しかけられると途端に弱まる上クラスの生徒達の英語。

なにか一つのカラクリを見た気がした。ネイティブとが学校英語の谷?と言うか。

良い部分を抜粋し、同じ穴の狢に流されないようにしないとね。

どんどん外へ!

 

今日も話してて、学校の仲間ほぼ全てに言われるのが、自分のスピーキングとリスニングが2週間前と別人じゃないか!ということ。

日常に日本語排除、多分うまくいってる。

実感が無いがマストコンテニュー。意思を強く!

 

勉強して、呑んで遊んで、帰宅は深夜。

また別の意味で素晴らしい1日だった。

 

印象的だったスクールメイト達の意見。

「You are very different from other Japanese people! You understand jokes, laugh and drink lot of alcohol forever!!」

こればかりは上から押されるような日本でのくだらない縦社会の経験や、自分の経験、意味の無い飲み会に感謝。

欧米的なパーソナルスペースが1番大事な連中のおフザケやブラックユーモア、飲みのペースなんて、ちょっとやそっとや動じないもんねww

舐められてたまるかww

————

明日は学校〜ストリートパフォーマンスアゲイン。

どこへ行こう。とりあえず、はよ寝るわ。

 

そういえば、こんな酔っ払って電車に乗るのは初めてかも。ニューエクスペリエンス。どんどん上書きしていこう。

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米国軟着陸 #24

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I was ready to drum kit for street performance in midnight. Monday? afternoon? It’s ok I’m excited, So I couldn’t sleep last night... I indulge in thought and the night get deeper.

......

Good morning!! I had bad feeling about atmosphere... I looked a clock and mind explosion because “8:00am” ...wtf!! 

 

てなわけでスーパーダッシュの為、機材を持たずに学校へ。暑い。が、日本のような湿度は感じない。ジリジリっと熱され乾く感じ。

月、水、金は昼で学校が終わるため、即再ダッシュで帰宅!流石に運搬が厳しそうなのでドラムセットを再構築する。

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40キロくらいありそう。だがコンパクト!

昼飯に朝買って食べなかったチキンラップ、レッドブルをガバッ!と飲み干して駅に戻る。重い!!

 

Dupont circleに行く予定だったが、気分が変わり最初に1人で探検に降り立った駅、ホワイトハウス裏手のFaraggut Northへ向かう。屋外でのサウンドチェックも兼ねた試験演奏だ。いざセッティング。

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こんな感じ。立て看板を外で客観的に見てみると微妙。Try&Error、早速改善点だ。

開始直前3分、なんとも言えない気持ちが込み上げてくる。独りぼっちでここまで来て、自分は一体なんなのか、なんだったのか。少し考える。

ここまで来たんだ、正しい。100%正しいおセンチだ。

ドブロクの名曲、雨の横浜が頭をよぎる。あれは渡米への思いに拍車をかけた自分のテーマソングだから。

誤解を恐れずに言うと日本で正直・・・孤独すら感じていた自分の性格や音楽の在り方が、この本場でこれからどうなっていくのか。先ずはやらなきゃ始まらない。

誰も自分を知らない。満足に言葉も通じない場所で、小さな、小さな一歩。

 

あぁ、どうしても涙が出てくる。ドラムを始めた15歳の自分よ、将来お前はアメリカでドラムをしばくぞ。ボヤッと思い描いたこと、曲がりなりにも実現するぞ。

 

暑い。ペットボトルの水を顔にかけて、いざ。

 

My first explosion in USA!!! but I have to tuneup and mute, so my kit was very loud. Oh no! Lol#drumdrawing #drum #drums #drumsolo #streetperformer #streetperformance #NONMALT #tokyo #japanesedrummer #washingtondc

キックがボカンボカンでかい。ビルの反響なのかリムショットの高音が耳障り。次回改善。

当たり前の事だが興奮して忘れてた、反響を気にした場所選びもめちゃくちゃ重要だ。次回改善。

バスク、カバンじゃなくて箱とかちゃんと作った方が良さそう。次回改善。

インフォメーションボード、言わずものがな、次回改善。

 

でもしばらく続けていたら

止まってくれる。聞いてくれる。写真や動画をお声をかけてくれる。踊ってくれる。ラップしだした黒人、お母さんにもらったチップを入れにくる子供、耳を塞ぐおじさん、え?何人?中国人?みたいな顔で遠目で見てくる女子高生的集団。

 

しかし看板が失敗しているのは明らかで、撮影者は結構いたんだけどタグ検索しても見つからない。外で見てみたら細かく複雑だったのて、SNSへの発信を呼びかけた大事なメッセージはあまり伝わっていなかった。ユージの言ってた通りや。うむ、ありがとう。

 

そんな感じで音を途切れさせず1時間半。めちゃくちゃ暑いし頭触ったら汗が塩になってるしww 昼休みと帰宅ラッシュの間のトライだったので通行量は中の下。音もあまり馴染んでないしこんなもんだろう。

と、終了と同時に遠目で見ていたオシャレな黒人が声をかけてきた。素晴らしい!是非連絡してくれ!と。素直に嬉しい。

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帰宅しふむふむと調べてみると、ゴスペルキーボーディスト・・・シルバースプリングの協会で音楽やってるとな。ちょっと宗教色強いけど(詳しい人いる?)、そもそもゴスペルだしね。と言うわけで連絡、返信待ち。

ゴスペルチョップスみたいなクレイジー集団がいるのかなぁ。とにかく行ってみないと始まらないし、「神は万物に宿るのじゃ!」と日本人丸出しでも協会音楽を経験出来るのならマストゴー。

 

と言うわけで渡米1ヵ月、最低限のスタートは切れた。止まったらおしまいだ、自らのタイム感、音楽、どこまで通用するんだろうか。

路上演奏は週4でやっていくつもりだ。

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ドラム1発1時間半!ギャランティとは違う、何のシステムにも囚われず0から稼ぎ出したお金。

$18.43

一生忘れない。

 

 

 

 

 

米国軟着陸 #23

I’m restart and will continue.

Twitterにてこんなアンケートを取ってみた。

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オール英文、やってみたのは良いが日に日に青天井で濃くなっていく生活+必須の課題の量を優先的にこなしていくと、日本語でもとにかく書くのに時間がかかる本ブログを英語でなんて物理的に無理やんyet.

 

なのでアンケートの結果も踏まえて、ちょいちょい英文サンドイッチ〜徐々にやっちゃう系スタイルでリスタートします。

 

朝や寝る前は脳内がギューン!と日本語にトランスフォームしていくのが嫌なので、書く時間帯も変えて更新します。

将来、2018年の5月はこんな事言ってたなぁ・・・。

って日が来るように頑張るんば。語学力的に。

 

いやしかし、ホンマ濃いやで。

リスニング、スピーキング共に5歳児くらいにはなってるはず。呑みながら笑える5歳児!

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Liandro, Santi, Matheus.

みんな上のレベルの生徒だが何かあるたびに誘ってくれるので遂に呑み会開催。

みんな年上w 

 

D.C.METROと東京の路線図を比較したり、日本の謙遜や縦社会、クレーム文化、ペット事情、ついて説明(多分うまく説明出来てないから、勘違いの温床)してみたり。

 

気付かないうちに少しづつ会話能力が上がってるのだろう。ひと月前には想像も出来なかった、インターナショナルメンバーでゲラゲラ会話する自分の姿。(皆簡単な英語で話してくれてるんだけど)

先週末、Dylanにも「ちょっと英語うまくなったやんけ!」と言われ素直に嬉しい。やはり人間、やってみるものだね。

 

:Early morning of May3:

 

深夜3時、階下が騒がしくウムム、なんやねん一体!と目覚める。

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Ahhhhhhhh!!!!

Chessy had 5 kittens!!!!

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産まれたてホヤホヤ、ちっちゃ〜い!!キュルキュル鳴く!!かわいい!感動!!

しかしふと気付く。

 

猫アレルゲン×6倍かよ・・・

 

本気でビビるも真っ黒のチビ、“Gucci”(命名Dylan)を残し既にもらい手があるとの事。ホッ。2倍で済んだ!

 

そして再び寝てパッと目覚めると Damn...11am....

やらかした〜。

ダッシュで学校へ3時間半の遅刻。TOOL大好きダニエル先生「Good evening!!」とな。とっさにChessy’s familyの話題を繰り出すとクラス全員が食い付き、みんなで写真を見よう!と、またスクリーンでTwitterを開かれ、晒されるプロフィール。しまいにはダニエル先生、「俺のママに写真送るから今すぐメールに添付してくれ!ママは猫が大好きなんだ!」と。

 

楽しい毎日である。

 

そして授業もおわり、夕方決意をする。

数日間、楽器屋を渡り歩いた結果、Twinbrook最寄りのGuitar Centerにてストリート用マイギア購入。

箱を担いで一駅、我が家に降臨!(写真は変形前移動モード)

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“TRAPS” $499. 中古美品、シンバル、スタンド類、ペダルまで付いてる。

薄い、軽い、ちょっとカッコ悪い。

#stdrumsユージや、ゴリラ人間ズ高橋コースケに習い、スーツケースキットも魅力的だったがスティックしか持ってなかった俺には現状の人脈やコスト的にこれがベストと選択。

#stdrumsを参考にインフォメーションも自作(爆)

デビュー戦の地はDupont Circleに狙いを定め、Make some money!!!

ストリートで稼いで車買えたら、漫画みたいで最高だよね。

 

つづく

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Street Drum Drawing - May7 3pm - Dupont Circle.

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Tags - #Drumdrawing