米国軟着陸 #30
なんとなく記念すべき的な赤裸々連載30回目。
なんだか気持ちがフワフワするような出来事が。
初めて路上に出た日、ずーっと演奏を観察していて帰り際に声をかけてきた黒人紳士を覚えているだろうか。(#24参照)
割と緻密なやりとりを繰り返したのち、本日saikai。
彼、Mr.Hinnehは本当に俺のプレイに感銘を受けてくれて、どうやら本気みたい。
行ける時にスケジュールを調整して毎週チャーチでゴスペルのバックバンドに参加。さらに彼の2人の息子がドラマー志望らしく、先生になってくれ。
とな。
信じられない。
渡米1ヶ月、学生をこなしながらストリートバスキング、チャーチでのバックバンド、そして先生。
なんだこれ。ついに、ついに追い風吹き始めた???
あまりに信じられなくて、実感が無い。
あれよあれよと2本の教会でのライブ?が決まってしまった。しかもそのうち一本は明後日。明日メンバーにNice to meet youしてリハしてすぐ本番。
なんでこうどいつもこいつも急なんだ、アメリカンピーポー。嫌いじゃないぜ。
街の教会のローカルな感じだけど、今の俺には十分すぎてお釣りが来る。
ゴスペル、俺に務まるのか未知数だが、100%自分で体当たりしていこうと思います。
今日は近所のおばちゃん軍団の練習を見学して終わり。ゲラゲラ笑いかたが地元大塚、巣鴨のおばちゃん達にマジでそっくりで面白い。地球は一つやなぁ。
そうそう、教会はカトリックの聖域だから自分はきっと本質は仏教徒だし少し心配していたんだが、こちらはそんな事は一切気にしないようだ。
Christianity and Buddhism together play music.
なんてミクスチャーだ!!
つづく